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専門分野
血のつながりを
超えて
望まない出産や児童虐待に関する痛ましいニュースが後を絶ちません。生みの親に育ててもらえない子どもたちの命や育ちを確保するには、どのような取り組みが必要となるのでしょうか。養子法というアプローチから、子どもたちに育ての親とあたたかな家庭環境を与える仕組みを研究してきました。
「子のための養子法」を目指して
養子と聞くと、後継ぎというイメージを抱くかもしれません。こうした昔ながらの養子制度もある一方、子どもたちの福祉を守るために導入された特別養子制度という制度もあります。初めて耳にする方も多いかもしれません。理念に反してなぜ普及しないのかという疑問を出発点に、この制度の意義・役割、設計上・運用上の課題について検討してきました。
法改正を迎えて
特別養子制度は、2020年4月から、リニューアルされた制度のもとで運用されています。養子となる子の年齢や、実親から同意を得るときの手続きなど、これまで利用上のハードルとなっていた設計上の課題が見直されるに至りました。しかしながら、課題は山積しています。現在は、養子縁組の前後にわたる支援をどのように図っていくのかを探究しています。
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